ひきこもりマルチリンガルw

低レベル日中英マルチリンガルw ( 育児ブログ反省・カナリア・モルモット・TV・アプリ )

小学校入学騒動とRita Mitsouko

あんまり面白い話じゃないんですが
ひょっとしたら、今、英国で育児中のかた
あるいは、英国の小学校に興味があるかたの
参考になるかもしれませんので
こちらにも、はっておきますわ…。
 
要約すると
次男ジローの進学を遅らせろ
長男タローとジローは英語で話せ

校長先生に言われた話でございます。
 
あら、、もう、これで
読む必要なくなっちゃったじゃないのっ!!!(爆)
 
ここに登場するカモシカ(仮名)とは、今でも仲良くしていますが
他の仮名のお子さん達は、大体の見当は、つくものの
すでに、誰が誰だか、はっきりしません…(涙)
なんで、こんな仮名にしたのかしら…?!!!
当時、動物占いが流行ってたから?!!!!!
 
では…
こんな長いの、読みたくないっ
と、おっしゃるかたには、これ!
80年代、フランス語圏で大流行した
Rita Mitsouko リタ・ミツコのMarcia Baila !!
フランス語・英語訳 字幕つき


Marcia Baila Les Rita Mitsouko French and English ...

=========
 
【校長先生から呼び出された記】2003年6月2日
 
ハーフターム( Half Term 期中1週間休み)が終わって
久~しぶりに、幼稚園 ( Nursery )へ
嫌がるジローを連れて行くと、
担任の先生が"満面の笑顔"で
「校長先生がお話したいことがあるそうです」
 
オフィスにいた校長先生みずからに導かれ
狭い(6畳以下)校長室に入ると
ニコヤカに笑いながら
「実は、ジローくんの進学についてなんですが....」
と切り出された。
 
ジローの学校は、幼稚園 ( Nurser )に
1年間(週5日・二時間半)、かよった後、
翌年の2月に5歳の誕生日を迎える子は、
今年の9月に、
翌年3月〜8月に5歳の誕生日を迎える子は、
翌年の1月に、
レセプション( Reception 準備級)という
事実上は、日本の小学1年の様な学級に入る。
 
2週間くらいの半日「ならし入学期間」が終わると
9時から3時15分までの全日授業となる。
 
タローの時代には、
この区切りが9月〜12月に5歳になる子は9月入学、
翌年1月以降生まれは翌年1月入学だったのだが、
昨年から区切りが2月になった。
 
2月生まれのジローは
幼稚園の午前クラスと午後クラスをあわせても
「一番年下なだけでなく、精神的にも一番幼い=未熟」
らしい。
 
「このまま、9月に進学すると、
ジローくんにとっても大変だし
将来的に劣等感を抱える事になるんじゃないかと思うんですよ。
ですから、1月から進級する事にしては如何でしょう?」
というのが、
呼ばれた理由だった。
 
そして、
あくまでも、にこやかな表情のまま
「それから、ジローくん、欠席率が高すぎます。
本当に病気でないかぎりは毎日登園してください。」
 
「(は、はい…確かに、ずる休み多いんです…すんません…)」と
心の中で恐縮しながら
ジローが英語で苦労している点を訴えると、
一週間30分、
専門の先生に英語をみてもらえる事になったが
同時に
「家でも英語を使ってみては...」
という控えめな提案をなさり、
さらに、
「タロー君とジローくんは何語で喋っているんですか?」
との質問。
 
「日本語です。英語だと会話になりませんので…」
と答えると
微笑みながらも、強い口調で命令が出た!!
「兄弟どうしで英語を話すようにしてください!」
(「ください」部分は「must」....)
 
だから、英語だと会話にならないから日本語使ってんだろうがぁ!
別に強制してるんじゃなくて自然のなりゆきなんだよっ
と心の中で思いながらも、笑顔で
「善処します」
と答えた。
 
そして、肝心のレセプション進学の件は
私自身も同様のことを考慮していたので、
あっさり
「1月入学」という事にして、
狭い校長室を出ると
ジョジョくん(仮名)の母カモシカ(仮名)が
体操着袋(PE bag)を届けに来た。
 
「家まで取りに帰ったんだぁ~」
と、声をかけると
「それがさぁ、今日、ジョジョを送ってきた時、
ちゃんと肩にかけてたのよ。
でも、ジョジョに渡すのを忘れて、
そのまま車に戻って助手席におろしたの。」
と答えるので
「ふ~ん、で、気がついて戻って来たってわけね。」
と相槌を打つと
目を輝かせて
「それがねぇっ、なんと、そこでも気がつかなくてね、
家まで、車、運転して帰っちゃったのぉ~っ。
で、玄関の鍵開けてる時に、
『あたし、なんで、こんなん持ってんの?』
って、や~っと気がついたのよぉぉぉ~っ」

紅潮した可愛い顔で、ガハハハと笑った。
 
「実は、今、校長先生に呼ばれてさぁ~」
と私が話し出すと
「げげぇぇ~っ、校長先生にぃぃ~っ!!なんでぇっ?」
と、
期待に外れず、大げさに驚いてくれた。
 
1月進学になった件を話すと、
ジョジョくんも1月組のせいもあってか
「でもさぁ、たった3ヶ月の差だし、あせる必要ないよ。
うちのジョジョ見てても、お姉ちゃんの時より全然幼くて
1月だって、進級できるのかって感じよ。」
と良識的な意見。
そして、
「校長先生に呼び出されてショックだったでしょ~。緊張した~?」

本題よりも「校長からの呼び出し」に
盛り上がっていた。
 
彼女の車のところまで歩いたところで
「私さぁ、めちゃくちゃ眠いから、家帰って寝るんだぁ」
と、あくびをするので
「(今度は何があったんだ?)」と
ひそかに期待しながら
その理由を尋ねると
「うふふっ。実はねぇ、今、リハーサルで忙しいのぉ。」
と答える。
 
車で送っていったげるよ、と、言ってくれた時には
断っていたのだが( カモシカの運転は危うい )
どっと興味が湧いたので
「途中までね」
と言いつつ車に乗り込む。
 
なんでも、素人劇団の様なものに所属していて、週末に
近くの町にある劇場で公演するらしい。
そして、その演し物は、というと
「大量殺人犯人」兼「床屋」の劇だという。
彼女は、コーラスで歌うだけらしいが、
聖書の学習会といい、劇団といい
「いや~、あなたには本当に驚かされるわ~!」
と言うと
嬉しそうにキャハハハハと笑った。
う~ん、やっぱりタダモノじゃないカモシカ....、
是非、観に行きたい。
 
さて、その後、お昼前、ジローを迎えに行った際に
「9月組」で仲の良いライオンくん(仮名)のママに
1月組になった旨を告げると、
結構、真剣な顔で
「でも、本当は、どうしたいと思ってるの?
親が反対だったら学校は強制できないんだからね。」
と言う。
 
彼女いわく…

9月にレセプションに進級すると
レセプションで3つの学期を過ごす事になるが
1月に進級すると2つの学期だけで
9月には9月組と同時に小1に進級する事になるから
9月にレセプションに進級して、そこで、一学期ぶん
長く過ごした方が得るところが大きいのでは?
焦るのは良くないけど、
もう一度よく考えてみた方がよいかもよ、、、

う~む......。それは、確かに言える…。
 
そして、ジローと、友達のヒョウちゃん( 仮名 )を連れて家に戻り
昼食を食べさせてから、
二人の遊びとケンカ(笑)を観察する。
 
やっぱりジローの方が幼い感じがする。
英語の面では、もう、全然、比較にならない。
 
ジローは相変わらず、たどたどしい英語で、
「Thisタローtoy, don’t touch, タローangry, OK?OKっ?」
(これタローのオモチャ、さわっちゃだめっ、タロー怒る、OKっ)
と、
おなじみの決まり文句を繰り返している。
 
しばらくして、ヒョウ母ペガサス(仮名)が来たので
コーヒーを飲みながら、
また、この話を切り出すと
驚いて
「え~っ、でも、ジローの仲良しグループは、
みんな9月組じゃないの~。」

お得意の"気の毒そうな顔"をしてくれたが
「だけど、校長先生に、そう言われちゃうと難しいよね。
ま、1学期だけだし。
1月から9月組に編入してもらったらいいんじゃない?」
と言うので
「でも、それじゃ遅らせる意味ないじゃん。」
と、こたえると
ペガサスは真面目な顔で、穏やかに同意しながら
「違うクラスになるのは残念だけど、
放課後遊べるし、心配ないわよ。」
と、まとめた。
 
続けて、彼女が
「1月組の子って、誰がいたっけ~。全然わからないわ~。」
と言うので
「○○とか△△とか....」
と答えると
「なんだ、仲良い子、たくさんいるじゃない。じゃ、大丈夫よね。」
と微笑む。
 
実は、最近、気がついたのだが、
9月組のお母さんは
1月組のお母さんや子どもの名前と顔を
あまり覚えていない。
付き合いがあるのは、
ほとんどが上の子を通して知り合いの場合。
 
"お迎え"の時に、話した事があっても、
名前も、誰の親かもわかっていないようだ。
 
9月組の子供達は、幼稚園とレセプションで
二年連続同じクラスになるから、
子どもも自然と仲良くなるし、
親も気合を入れて付き合っているのかもしれない。
 
ママ仲間で、近所のゴルフ場のカフェにて
朝食おしゃべり会を開いた時も、
1月組がいなかった事を思い出す。
 
タローを迎えに行った際、
オヤ友数人に、校長に呼び出された話をすると
「うちの子は7月生まれだから、一年遅らせるべきだった」
との後悔の声が上がるとともに
「9月組の子の方が成績が良い。有利だ」
という説に一同が同意した。
 
家に帰ってから、タローに
「ジローねぇ、9月からレセプション行けないんだよ…。」
と言うと
「ねっ、ママねっ、だから、言ったでしょっ。
ジローに、ちゃんと英語の勉強させないからだよっ。」
と、怒られた。
 
 
私「校長先生がね、タローとジローに
英語で話をさせなさいって言ってたんだよ。」
 
タロー「ねっ、言ったでしょっ。うちで日本語ばっかり喋ってるから。
だから、英語できないのよっ。」
(↑タローは「~のよ」という女言葉を男の子口調で使う…)
 
私「でもね、日本語も中国語も英語と同じくらい大事なんだよ。」
 
タロー「だけど、学校では英語なのっ。英語できなきゃだめなのっ。」
 
タロー「それに、ジロー、全然勉強してないからね。いつも、遊んでるし。」
...........
最終的に、これから毎日、
タローがジローに
英語と日本語の絵本を読んでやることになった...。
 
 
タローが、遠い日本語補習校にも行かず、
身近に日本語を喋る友達も無く
日本での滞在は多くて一年に10日
しかもホテル住まいという「悪条件」で、
ゆっくりでも確実に日本語力を伸ばしている
(毎年、日本に行く度に、小さくても確実な進歩を感じる)のは
ジローと日本語で話しているからだ。
 
タローは私達夫婦と日本語でも話すが、
親相手の時は
日本語で言いにくいと感じれば英語に切り替える。
でも、ジローが相手の時は、
全て日本語でジローを納得させなければいけない。
 
もちろんジローの日本語は、
たわいない幼稚なものだが
(ただ、日本滞在中の、たったの10日間で、こちらも、かなり進歩)
なかなか、幼いなりに屁理屈も言うし、サル知恵は使うしで
ジローと話し続けているぶんには、
タローの日本語は、莫大な進化もしないかもしれないが
少なくとも退化する事は無い。
 
だから、私としては、ジローとタローが日本語で話す習慣が、
このまま自然な形で残ってくれれば、と、
つい、望んでしまうのだが、
ジローの英語の進歩とともに、どんどん、英語の比重が重くなり
最終的には、英語に取って代わってしまうのだろう…。
 
どの言葉を使ってもよいから、
末永く互いを助け合える兄弟に成長してほしい、と思いつつ、
二人が大人になってから、この「日本語で過ごした幼少時代」を
懐かしむ事を願わずにはいられない。
 
こんな事をPCに打ち込みながら、しっとり考えていると、
また、脇で二人が
血みどろの抗争を始めていた......(涙)。


大笑いしながら遊んでる時もあるんだけどね…。
 
===========
 
(以上、、11年前のブログでございました〜)
 

ながっ、長っ、マジ、長いわ…(涙)
どれだけ時間かけてブログってたのかしら当時…(涙)
 
 f:id:Zetta:20140722035551j:plain

Marcia Baila

Marcia Baila

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Marcia Baila

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