ひきこもりマルチリンガルw

低レベル日中英マルチリンガルw ( 育児ブログ反省・カナリア・モルモット・TV・アプリ )

ギフテットとADHDと登園拒否の進級・Stephen Duffy

本日は、2003年7月11日の育児ブログから
先日のブログ
「小学校入学騒動とRita Mitsouko」の続きでございます。
これが、また、長いし、面白くない話で(爆)、
でも、友人達から「懐かしい。もっと読みたい。」と
優しい言葉を頂戴したので、調子に乗らせていただきますわ。
ほほほほほ
興味の無い方は、動画だけ、どうぞ〜
Stephen TinTin Duffy の Icing on the Cake
それではっ、長いですわよっ!11年後の補足付き!!
 
【ギフテッド・ADHD・登園拒否・それぞれの進級】
 
☆タローの学校☆
 
タローの小学校( Junior School 小学3〜6年生 )も
ジローの小学校( Infant School レセプション〜小学2年生 ) も
年度末、7月になると、
翌年の担任にクラス全員で会いに行く。
 
ちなみに、小1( Year1 )以降は、クラス替えは無い。
タローはレセプション・クラス( Reception 準備級 )から
小2( Year2 )まで同じ担任だったので、
この「訪問(Visit)」はなかったが、
InfantからJuniorに移行する際は、
小2クラスの生徒全員で、先生に連れられて
同じ道を少し下ったJunior Schoolまで
現在の担任に会いに行った。
 
そして、昨日は、新学期から小4を受け持つ先生との対面。
担任となる先生は、今は、Miss Aという名前だが、
もうじき結婚するので、新学期からはMrs Bになるのだそうだ。
 
「若い先生?」
と、聞くと
「わかんない。ママより大きかったから、若くないかもよ。」
との答え....。
 
大人になったら年齢と背丈は関係ないんだ、と
反論を受けながら説明し、めげずに
「髪、何色の先生?どんな感じ?」
と、続けると
「茶色の髪で、ポニーテールしてる。ナイスだと思うよ。」
と、答えてから
「3X(隣のクラス)の新しい先生はねぇ、すごい、おしりが大きいの。」
と、笑った....。
 
先日、担任の先生に、新しい担任は誰なのか、
探りを入れたところ、名前は教えてくれなかったが、
「すごぉく良い先生に決まったので、とっても嬉しいです。」
と、おっしゃっていたので、
結構、期待できるのではないかと思う。
 
クラス替えは無いが、変わるのは担任だけではない。
タローの友人二人が、同じクラスから去ることになった。
 
一人は、
前回の日記にも登場した天才美少女(以下、天美ちゃんと略)。
もう一人は、
タローの親友の一人、スパイダーマン君
(坊主頭で輪郭がスパイダーマンに似ている。以下、スパ君と略)だ。
 
天美ちゃんは、なんと、5年生に飛び級した。
彼女は、同じクラスに留まりたかったのだが、
担任の先生と校長先生に
「4年生に進級したら、退屈な一年になる」
と、説得されたのだ。
 
タローが、ある日、
クラスメートのパンサー君(仮名)から噂を聞き
天美ちゃんに確かめると
「パンサーから聞いたの?」
と言うなり
涙をこぼし、その場を立ち去ったそうだ…。
 
天美母に、その話をすると
「最初は嫌がっていたが、今は、新学期を楽しみにしている」
との事。
そこへ、同じ場にいたスパ母が
「でも、天美ちゃんて、あんまりクラスに友達がいなくて、
いつも一人で遊んでるんでしょ。
だったら、飛び級しても、大して影響無いわよね。」
と、
彼女の性格からしても決してイヤミではなく
単に率直な意見をのべると、天美母も
「そうそう」
と、頷いた。
確かに、この間、天美母とスパ母を含む数人とで、
子供達の友人関係について話をしたのだが、
実に、あっけらかんとした会話に笑った。
 
 
一方、スパ君は、私立校に転校する。
この、いきさつは、非常に考えさせられる内容だった。
 
スパ君は、レセプション・クラス時代から
「ADHD( 多動性注意力欠陥症 )ではないか」
と、
はっきりとした診断も無いうちから
薬(リタリン)の服用を、学校側から強く勧められていた。
 
GP(家庭医)が、学校側の見解に同意せず、
専門家の診断は一年待ってから、という判断を下したため、
実際に専門家の診断を受けたのは3年生になってから、
結局、
ADHD以外の学習障害との診断が出たものの
それほど重度ではないため「Statement」は付かなかった。
 
英国では、学習障害を持つ児童は、
この「Statement (スティトメント・認定書)」の有無で分けられ
認定書が無いと補助金が出されない。
 
スパ母は、担任の先生に
「もし、うちの学校で、このまま6年生まで過ごしたら
スパ君は、おそらく、希望の中学(Secondary School)には
入れないでしょう。
経済的事情が許すならば、私立で、
ポテンシャルを伸ばすのが最善策だと思います。」
と、告げられたそうだ。
 
希望の中学というのは、
この地域の小学生が進学する中学数校のうち
最も評判が悪く成績も悪いX校を除く
"全て"の学校のこと。
 
つまり、
「このままだと、X校にしか入れませんよ」
と、言われたに他ならない。
 
このX校は
「ハリポタ(省略型の方が英語の発音に近い…)」に
出て来そうな、古く美しい外観の校舎を持ち、
敷地も広く、緑がいっぱいで、交通の便も良いのだが
地元の子供は、殆ど通っていない。
 
校長先生はがんばっているらしいのだが
「なにしろ、通う生徒が生徒だからね~」←某オヤ友談で、
結局、どん底状態のままらしい。
ちなみに、
ここの生徒は、殆どが、かなり離れた隣町に住んでいる。
 
スパ母は
「小学校時代の方が、私立校の学費も、やすいし
3年たって、地元の、良い中学に入れるんだったら…」
と、私立中学転校を決心した。
そこには、学習障害児を対象にしたユニットもあるらしい。
 
ADHD児は、授業中、落ち着きが無く、
他の生徒の「邪魔になる」と学校から問題視される事が多い。
不幸な事に学校から圧力をかけられて
薬を服用せざるを得なくなる児童も少なくない。
 
スパ母は薬の服用に断固反対だった。
今の学校に通いながら、
学習障害児を対象にした塾に通ったり
家庭教師をつける、という案を学校に出したら
「それは、スパ君にとって負担が大きすぎると思う」
と、却下されたそうな。
 
スパ母は怒りながら言った。
「スパは7月生まれで、レセプションクラスに入学する時
一年遅らせたいと希望を出したのに校長に受け入れられなかったのよっ。
その後は、3年間、ず~っと問題をかかえた教師が担任だったし、
もし、あの3年、もっと良い教育を受ける事ができたら
こんな結果にはならなかったのに。」
 
 
 
補足 (2014年7月)
 
この担任の先生は、長期休暇ののち、ウツ病で退職しました。
悪評もありましたが、タローと、私は、
穏やかで、朗らかな、この先生が、好きでございました。
スパ君は、その後、希望の地元の中高に進学。
 
天美ちゃんは、いわゆるギフテッド児童で、
7歳の時に、一般的には10歳以上からしか受け付けないらしい
メンサの、特別試験を1日がかりで受け、加入。
英国の公立小学校では、飛び級も留年も基本的に無いため、
ご両親は、中学入学の時に、年齢制限にひっかかるのではないかと
関係機関に確かめていらっしゃいました。
 
タローとは仲が良く、家に遊びに来た時は
普通に(爆)、庭で遊んでいましたが、
図書館で、ばったり会った時
タローに読ませる本を探していると言うと
「このジェーン・オースティンのは?とっても面白いのよ。」
と、
もちろん簡易版ではない(爆)ペーパーバックを見せながら
「高慢と偏見」などなどについて、嬉々と語った様子( 当時7歳 )が
今でも記憶に強く残っております。
昔「高慢と偏見」読んでて良かったわ…(爆)
 
天美ちゃんは、背も高く大人っぽいため
1学年上のクラスに、すぐに馴染み、楽しそうでした。
中高生時代にも、何度か、しゃべったことがありましたが
ご両親に似てフレンドリーで聡明なまま
美しい大人の女性に成長していく様子に、
常々、深い感慨を覚えました。
また、
天美ちゃんの妹さんは、ジローより、一つ年下でしたが、
やはり、同じく、小3のとき、飛び級をして
ジローと同じクラスに入っていました。
 
 
 
 
☆ジローの学校☆
 
以前、日記にも書いた通り、
Receptionクラス入学は、9月ではなく、翌年の1月から、
と、宣告された3週間後
Open Evening(夕方に学校で開かれる児童作品展示会)で
校長先生にバッタリ廊下で出会った際、
「ジローくん、最近、随分、成長しましたね~。
レセプション・クラスの進級時期については、
7月に、もう一度様子を見て話し合いましょう」
と、声をかけられ、
俄然と希望が湧いてきた私であったが
結局、
7月初に行われた9月スタート組対象の説明会にも招待されず
先週、9月組の児童だけに配られた成績表にも
ジローの分は無かった。
 
ちょっと、がっかりしながらも
「でも、やっぱり遅らせた方が良いかもしれない」
と、自分を納得させていたころ、
9月組のママ仲間から、
想像を上回る衝撃的事実が告げられた。
 
それは、1月スタート組の担任。
 
9月スタート組の担任は、
予想通り、とても評判の良いオーストラリア出身の若い先生。
 
一方、
今まで1月組を受け持っていた、大人気の教頭先生は、
夫の転勤に伴い、今学期で退職する事になったため、
来期からは、新しい先生が来るはずだったのだ。
 
ところが、ところが、
実際に蓋を開けてみると
新しい先生は来ず、なんと
幼稚園の★先生が
レセプション・クラスに持ち上がる事になったのだ!!!!
 
ジローは、この先生を非常に恐れている。
 
おまけに、今週は、火曜・水曜と立て続けに、
二回も、幼稚園で吐いているのだ......。
いずれも、
オヤツの時間に、くだものと水や牛乳を口にした後だった。
 
毎回(何度目だぁ~)、謝る私に
「お気になさらないで」
と、笑顔で対応してくれる★先生だが
ジローは、いつも
「ジロー、はいちゃったの。Mrs★おこったの」
と、しょげている。
 
先生は、怒ったつもりでなくても、というか、
もともと、先生がなんと言っているかも
完全には理解していないジローが、
先生の表情や溜息から、
怒っている印象を受けているだけかもしれない。
 
ただ、
幼稚園は喜んで行く様になったジローだが、
( 補足: 登園拒否で、ズル休みも多かった )
はっきり言って
この先生のことは、
ものすごぉぉぉ~く恐れているのだ(とほほ)。
 
今回は、ジローも成長を見せて(??)、
吐いた後に先生に謝ったらしい。
 
「ジロー、せんせ~に、ソ~リ~、言ったの。
ソ~リ~は、ゴメンナサイ、なの。」
と、
得意気に報告してくれたが
「で、先生、なんて言ってた?」
と、聞くと
「よくわからないの。はいちゃだめって、言ったと思う。」
との答えが返ってきた。
 
だが、昨日の朝は、ついに、しばらく出ていなかった
「ジロー、ガッコーいかないの。
タミー(おなか)いたいの。
こわれちゃったの。」攻撃が始まった。
 
「どうせ、がんばって行っても、
来年から、また、あの先生だもんな~」
一瞬、休ませようと思ったのだが、
ふと案が浮かび、
「ジロー、フルーツ食べなくてもよかったら幼稚園行く?」
と、聞くと、目を輝かせて
「行く。ママ、せんせーに言って。フルーツ食べないって言って!」
と、せがむ。
 
ところが、幼稚園に着き、★先生の姿が無く、
◎先生と代わりの先生が
教室の入り口に立って子供達を迎えているのを見たとたんに
ジローが私の方を向いて
「ママ、Mrs★いないのっ。ジロー、フルーツ食べるのっ。
何も言わなくていいからねっ!」
と、意気揚々と、教室に入っていったのであった。
 
もちろん、私は、◎先生に、昨日のお詫びついでに状況を聞き、相談。
(降園時には、ジローは友達と、かけっこ競争で
飛び出して行ってしまうので、先生と話す事ができない^^;)
結果、
しばらくは、本人が嫌がったら、
くだものを食べなくて良いことになった。
 
あぁ~、こんなに★先生のこと、怖がってるのに、
まだ、これから一年も、担任なんだぁ…
と、
ため息をつきながら、
一体、どうしたら、ジローの★先生への印象を変えられるんだろう、と
重い足取りで帰宅した.....。
 
あっという間に2時間半が経ち、迎えに行くと、
なんと
休みだと思っていたMrs★がドアのところに立っていて、
手招きをされた!!!!
 
うわぁっ、また、なんか、あったか???
焦る心をおさえて笑顔で向かうと.…
...
「実は、ジローくん、9月から
レセプション・クラスに進学できることになりました。」
との言葉!!
 
今日、9月から進学する子供達と一緒に
レセプション・クラスへ遊びに行き、*先生(9月組の担任)と、
しばらく様子を見たところ、とても楽しそうで、
9月から授業を受けても大丈夫だろう、という
結論が出たのだった!
 
=======
補足:
以下、まだ続きがあったはずですが、
長すぎたため(爆)、このブログが、合併移行したときに、
5千字を超えた部分が、削除されちゃってましたわ〜(涙)(爆)
 
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