ひきこもりマルチリンガルw

低レベル日中英マルチリンガルw ( 育児ブログ反省・カナリア・モルモット・TV・アプリ )

人種差別・英国式「肌の色」分類・Nik Kershaw

本日は、あるブログ

The Day I Realised I Wasn't White
( 「自分が白人でないことに気づいた日」)
http://imwithdom.com/2014/07/25/the-day-i-realised-i-wasnt-white/
に、触発され、いきなりですが、2005年の育児記録に、跳びます。
まずは、ニック・カーショーの
Wouldn't It Be Good 音楽動画
歌詞つきが無かったのでスペイン語訳字幕付きを、どうぞ!


Nik Kershaw - Wouldn't It Be Good Subtitulos ...


【人種差別・英国式肌の色分類】2005年2月4日

「racism 人種差別」という概念を子ども達がどの程度理解しているかは
かなり疑問だが、言葉自体は子どもニュースでも出てくる。

例えば英国チームが旧東欧の某国で試合をした時に
黒人選手が「人種差別的なヤジ」を浴びせられて
英国サッカー協会からもチーム・選手からも
正式な抗議を入れたニュースが
この3年間でも既に2回もあったし、
人種差別がらみの殺人・ローレンス事件も
いまだに、裁判が終わっていない。

ニュースだけではなく児童ドラマでも
「racism」という概念がテーマになる事もある。

だから
うちの長男は、確か、7歳くらいの時には
その言葉を知っていたと思う。
そして
7歳の時、初めて人種差別系のイジメを受けた。

長男は、その事を私には告げなかった。
それを知ったのは、約一年後。
どうして言わなかったのか聞いたら
「ママを悲しませたくなかったから」
と、ニヤニヤしながら答えた。

イジメ自体は、いつも仲良く遊んでいる
クラスの友達からじゃなかった。
(それが、救い。)
長男の学校では、Year3( 7歳 ・小学校三年生)から
関連しているものの、一応分かれた「Junior School」に移る。

ほとんどの子供達が、同じ「Infant School」で
同じクラスだった子供達なので
校舎と先生が変わるくらいの違いしかない。

長男が、そのJunior Schoolに通い始めて
まだ間もなかった頃の事
休み時間。他の友人に遅れて
一人で校庭に出て行こうと走りかけた時
校舎の近くで
数人の最上級生(Year6・小6)の子供達から
「Chinese idiot(バカ中国人)」と呼ばれ
「Chinese Twistするぞ~っ」と脅かされたらしい。
( Chinese Twistというのは腕をねじりあげる事だ。)

長男は、必死で逃げた。
相手もからかうだけのつもりだったらしく
実際に行動には出なかったのが幸いだった。
もっとも実際に行動に出てたら、学校から
厳重に処罰されるのも判っていたのだろう。
長男に、ちょっかいを出した子は
学校でも「評判のイジメっ子」だった。
長男の友人(「白人」)も、その子から
よく「デブ~」とイジメられていたそうだ。
(これも、後で判明)

「有色人種」であるというのは
「白人」大多数地域では
「デブ」「赤毛」「メガネ」と同等の
いかにも残酷な子供世界的な
「イジメられ要因」の一つとなる..。

ちなみに
ギリシャ系等、日本人から見たら「白人だろ?」と思える
「オリーブ色の肌」と呼ばれる「有色人種的な欧州人」も
それだけでイジメられる地域も英国にはあるらしい。

もっとも
スコットランドには
イングランド人というだけで
イジメられるという地域もあるらしいので
「肌の色」だけではない.....

ともかく
この話を長男から聞いた時は心から驚いた。
いつかは起こるとは覚悟していたし
実際に起きた時に説明しよう...と思っていたのに
実際に起きた時には
子どもは秘密にしていた....

その秘密にしていた気持を考えると
不憫で、同時に、ショックだった....。

もっとも、長男自身は
全然、不憫そうではなく、その話をした後に、
「かわいそうでしょ~?だから遊戯王カード買って」
と、ねだるほどだったが.....(笑)

しかし
実は、その「いじめ体験」を聞き出す「きっかけ」
その「きっかけ」となった言葉自体も
また驚きなのであった.....
それは、長男が何気なく出した言葉だ...。

「Chineseの子どもはね、easy targetなんだよ。」

この場合のChineseは、日本でいう「東洋人」の事だ。
英国では、日本人も韓国人もフィリピン人も
「Chinese」と、ひとまとめにしてしまう事がよくある。
(もちろん、庶民レベルで...)

長男も、そういう時は、日本語で「中国人」と言わず
日本語を喋っていても、わざわざ英語で「Chinese」と言う。

ちなみに英国では
一般的に「Asian」という言葉で
「南アジア人(インド人・パキスタン人等)」を指し
中国人や日本人の様な極東アジア人は想像されない。

そして
「easy target」
なんの標的か?
「もちろん racist の標的だよ。」

驚いて
「え~っ、一体、何で、そんな事言うのっ?」
「誰がそんな事言ったのっっ」
と追及すると
長男はニヤニヤしながら
「自分で考えたんだよぉぉ」
と言っていたが、質問し続けると
「ほんとはね~テレビで聞いたの~」
と答えた...。

時々
自分の「人種」とは全く関係の無い事が問題になっているのにも関わらず
全ての問題を「人種差別」と結び付ける「有色人種」の人がいるのだが、
私は、息子達には、そうなってほしくない。

最初から、
「中国人は差別される・イジメられる」という様な
過度に被害者意識的な一種の偏見や思い込みを持ってほしくないのだ。

そういう「しんどい事」も有り得るけれど、そんな人ばかりじゃないよ...という
平常心で、生き抜いてほしいと思っている。

だから、その時も、その様な事を説明し始めたのだが
そこで
長男は、その「いじめ体験」について
「ぼく、ほんとにイジメられたことあるもん」
と(半ば得意げに)話し始めたのだった。

あぁ....まぁ、
国や文化のハザマに生きていると
向こうから、なんのかんの、やってくるのだ…。

ちなみに、その事件以降、同様の経験は全く無いらしいが
つい先日、サッカーの時、クラスメートのC君が
(C君は学年1.2を競う「ワル」らしい...。)
(こういう事でトップを競うなっ)
あの
アフリカの王子( アフリカ某国王族の末裔 )N君を、あろうことか
「Dark Paki!!」
(パーキーというのはパキスタン人・実質的に南アジア人全体への蔑称)
と野次るという事件が起きた。

思わず
「でもN君、パキスタン人じゃないじゃん?」
という
非常にマヌケな反応を一瞬返してしまったのだが(しまった~)
長男は、したり顔で
「そうなんだけどさ~、Cにとっちゃ同じなんだよ。」
と言う。

その結果、C君は、謹慎処分を言い渡された。
長男は、
Cは、家で一日中ゲームで遊べるから
謹慎処分は、罰というよりは、ご褒美状態だ...
だから、Cは、いつも悪い事ばっかりするのかもな~
....と、おもむろに、語っていた.....。

一方
5歳の次男は、おそらく、まだ「racism」という言葉を知らない。

次男の学年(2クラス60人)を民族的に「分類」すると複雑になるので
とりあえず便宜上「人種」的に分類させてもらって話を続けると
9割弱が「白人系」英国人または非英国欧州人の子
1割強が、旧時代的分類では「有色人種」の子供だ...
(じゃ、白人は「無色人種」なのか~???)

その「有色人種」内訳は
「白人」と「黒人」の間の子が3人
「黄色人種」の子が2人(←ひとりは、次男)
「南アジア系」の子が1人
「黒人」の子が1人
「白人」と「南アジア系」の間の子が1人

さて、次男が
Receptionクラス(4~5歳でも9時前から3時過ぎまで授業)時代
友人や自分の外見を描写する授業があった。
友人の目や髪の色、そして、肌の色を描写する。
(なんで、こんな授業をするのか不思議だ??)

では
次男のクラスの子ども達の肌の色は、どの様に描写されたか?
答えは
白人系の子どもは全て「cream」クリーム色
「有色人種」の子どもは全て「brown」褐色

ちなみに
次男の肌の色は
日本人によく見られるタイプの黄みがかったベージュ色。
白人と黒人の間にある子供達3人は
日本の色黒の子に見かけられる様な、いわゆる小麦色の肌。

強いて言えば
日本的な肌色の「識別」感覚から言うと
アフリカ系のAちゃんは「かなり黒に近い濃い褐色」で
インド系英国人のJ君と
ママが白人でパパがスリランカ人のT君は「かなり濃い褐色」
Brown、褐色の守備範囲は広い…。

そのせいかどうかはわからないが、
その授業の後に描いたらしい次男の自画像は
肌の色がミルクチョコのような茶色になっていた。
次男が、どんなに肌を焼いてもこの色にはなれないと思う...

この話を長男にすると
「ぼくはDark cream色なのに、みんなにBrownって言われた」
と、ちょっと怒った口調で言う...

ちょっと待った!!
なぜ怒るんだ??
ひょっとして「racism」の芽生えか???と、あせった。

実は
我が家では、「肌の色」の話をした事は、それまで全く無い。

もちろん、肌の色の「識別」感覚は自然に育つ。
でも、それに、親の私が、白人だの黒人だの
「brown」だの「black」だの
「名前」を付けた事がなかったので
息子達は、例えば
インド系(南アジア系)の子供を見れば
「J君(南アジア系の子)みたいな子」とか
大人が、(大まかな)民族名を付けそうな場合に
(そう分類する事自体も問題視される行動なのだが…)
友達の名前で総称して呼んでいた。

それが、突然、学校で
「お互いの描写をする」授業の時に、
具体的な肌の色を、クラスメート達、さらに先生から
「指摘」されて「認識」したのか?

とりあえず、気を落ち着けて
「なんでbrownだと嫌なの~?」
と聞いてみると
「だって、クラスでbrownなのはPちゃんと僕だけだったんだよ。」
「ぼくとPちゃんの肌の色、全然違うのに、おかしいじゃんっ?」
との答え。
Pちゃんは、ご両親がケニア出身で、かなり濃い褐色の肌色。
確かに....違う…色だ…。

同じクラスに、ママが白人でパパが黒人の友達L君がいたので
「L君は、何色だったの?」
と聞くと
「Dark Cream。」

どう客観的に見ても、L君と長男の肌の色に大差は無い。
というかL君の方が長男より色黒。
(この色黒・色白っていう日本語も面白い)

そして、大人には、アフロヘアのL君は
ママが白人にも関わらず
「アフリカ系・カリブ系、或いは【black】」と「分類」され
長男は「Chinese」と「分類」されるわけだ....。

ひょっとしたら
長男がbrownと言われた時のクラスの雰囲気に、
揶揄する様なものがあったのかもしれない...。

長男は明るい活発タイプなので
授業中、からかったり、からかわれたりは
しょっちゅうだったので
その「からかい」が、ひっかかったのかもしれない...。

しかし、今となっては昔の事だから
今更、当時の事を聞いても、誰も覚えていない…だろう…。
長男以外は…。

長男は、意外に執念深いのだ。いまだに
「ぼくが4歳の時ママが~云々」
と、文句を言われているほどだ。

ところで
友人(白人系英国人)に、この肌の色について聞いてみたところ
彼女の感覚では、
「ゼッタはbrownとは呼びにくい色だけど
(私の肌は黄色っぽいベージュ)
タローとジロー( 私より色黒というか日焼けしている) は
light creamとdark creamから選ぶならdark creamだけど
一般的には(大まかな識別では)brown」
との事。

まぁ、何色でも構わないが、
英国の小学校の「描写」の授業、
少なくとも「肌の色」については
やめた方がいいんじゃないか?

【補足(2014年7月27日】

この後、この件について、校長先生と話し
そのこともブログってありますが
長くなりますので、また後日。

当時、この問題について、あれこれ考えていた時、自分が
「白人」と「黒人」の「ミックス」の子ども達の「肌の色」を
「黄色人種」より「濃い」「はず」と
無意識のうちに「仕分け」していたことを自覚し愕然としました。
(その件についても、また後日。)

しかも、今、その自画像を探し出して見てみたら
ミルクチョコというほどではなく、
教室の壁一面に貼られたクラスメートたちの自画像の中で
「肌の色の濃さ」が目立っていたので、
それが衝撃的で、余計に濃く見えていたのだと、気づき
その事にも、あらためて愕然としております…。(涙)

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Wouldn't it to be good to be in your shoes
Even if it was for just one day...
I got it harder, you couldn't dream how hard I got it
1日だけでもいいから、お前の身分になりたいよ。
お前には、オレの、しんどさが、わかりっこない…

左下の写真には、旧式「有色人種」に「分類」される子どもが3人います。


ご読了ありがとうございました!

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