ひきこもりマルチリンガルw

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第一子・第二子・第三子・ひとりっ子

本日は、昨日ブログりました惜しくも絶版となっております
「シュタイナー教育入門・子どもが生まれる順番の神秘」
( カール・ケーニッヒ著 / そのだ としこ訳 / パロル舎 ) 
の、抜粋その1でございます。

この本では、
ひとりっ子・第一子・第二子・第三子
の4項目に分け、それぞれ、男女の組み合わせで
どの様な影響が出やすいかが細かく描写されており
それが、大変、的を得ており面白いのでございますが
まずは、序文 9ページ目から抜粋申し上げます。
( 原文に、小見出しを付け、適宜、改行しております。 )

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【 第一子・第二子・第三子 】

こどもも、おとなも、何番目に生まれてきたかによって、
特有の性格的特徴や精神構造があるといっても
間違いではなさそうです。
けれども、このような相違がどこから来ているのかを
明白に述べるのは実にむずかしいことです。
この違いは、知能や一般的な能力の分野に属するものではなくて、
情緒面や性格構造に属するもののようです。

一般的に、第一子は他の兄弟以上に親になついて、
大人の世界に近づこうと努力し、自分自身を
小さなおとなに変えようと心がけます。
そして、自分の弟や妹たち以上に、
熱意や忍耐力や勢力を誇示しようとします。
こうして、第一子は、あまりにも幼くして、
子どもらしい暢気さをなくしてしまうのです。
また、その後も、勤勉さを失わず、
自分の社会的地位の向上をめざし、できることなら
山の頂上に到達すべく努力を惜しみません。

二番目に生まれた人たちは、全く違います。
通常、第二子は物事をもっと気楽に考え、
それほど几帳面でも努力家でもありません。
人生を最良のものとして、できる限り楽しもうとします。
第二子にとっては、人生は、
ただ単にやらなければいけない課題ではなくて、それ以上に、
喜びや驚きや美しさを与えてくれる絶好のチャンスなのです。

三番目に生まれた人たちは、また違った性格をもっています。
通常、第三子は「はみ出した人」です。
他人とは容易に調和せず、節度はあっても自意識が強く、
どちらかといえば、つきあいずらい傾向が見られます。
また、その一方では、高尚な精神の持ち主で、
空想家であったり、指導者となる人もいます。
( 略 )

11ページ

それでは、何番目に生まれるかによって、実際に
どのような相違があるのでしょう。人がこの世と出会った瞬間に
根本的に影響を与える深遠なモチーフとは何なのか、
それを調べないことには答えは得られません。
この世に生まれたときにその人をとりまく環境
( まわりの人々や天候や出来事や情勢や運命など、
その人以外のあらゆるもの ) は、出生の順番の違いによって
基本的な部分が異なります。

結論を要約すると、
☆ 第一子は世界を制服しようとします。
☆ 第二子は世界と調和して暮らそうとします。
☆第三子は世界とかかわることから逃げようとします。

四番目、五番目、六番目のこどもは、
一番目、二番目、三番目のこどもと基本的な傾向を同じように繰り返し、
七番目、八番目、九番目も、また、同じ傾向をたどります。
( 略 )

【 ひとりっ子 】

p33より抜粋

ひとりっ子は、自分が直接かかわる社会環境から
一定の距離を保とうとします。そして、
自分の家の門から社会を眺めます。
自分のまわりの世界は、外から眺めることができるだけで、
はいっては行けない奇妙なものに思えます。
ひとりっ子がこの世界の活動に参加するのは、
実際になにかを担うということではありません。
そのことをよく知っていて、自分と自分のまわりに距離を置いて、
観察者として外の世界を見つめるのです。

p34より抜粋

家族の中にこどもがひとりしかいない、ということは、
その子の感情面の人生が、訓練されないままである、ということです。
いつもいつもつきあえる兄弟や姉妹がひとりもいないのですから。
衝突も、ケンカも、小競り合いも、いたわりあうこともないのです。
仲間から離れて、高いところから世界を見つめている
ひとりぼっちの存在があるばかりです。

p35より抜粋

ひとりっ子というものについての
もう一歩進んだ査定がここに見られます。
淋しいこどもです。
他の人と共にいたいと望むのに、
いざ、そうなると、ひとりになりたいと思う。
ひとりっ子の感情の不安定な様子があらわれています。
人と会って一緒にいたいのに、同時に、そうしたくない。
ここではっきりと両価感情を見ることができます。

ひとりっ子にとって、両親がすべてです。けれども、
両親は彼と同じ世界にいるわけではありません。
安楽や避難場所を提供してくれはしても、おとなの人々であり、
こどもの後ろやまわりに立ってはいても、
こどもの横にいるのではありません。

p38より抜粋

ひとりっ子によく見られるのは、
社会的に認めらたい、重んじられたいという期待です。
大勢のなかの一人となることができないので、特別な場所で
特別に目立つことを人生に期待します。
そして実際に目立つ地位につくこともよくありますし、
そうなるまでは満足しようとしません。

ひとりっ子は、社会的かかわりがありすぎるとか、
なさすぎるとかでよく迷ったりします。
というのも、自分の社会的能力にいつも自信がないからです。
女性の場合、これが子育ての際の放任主義や
厳しすぎるしつけとなってあらわれます。
結婚しない人も少なくありrが、結婚したとしても
自分の家庭の生活にとけこむのに苦労します。

これまで述べてきたことは、どちらかといえば、
ひとりっ子の悲しい姿でした。けれども、だから
ひとりっ子は駄目なのですよ、と言っているわけではありません。
これらひとりっ子たちも、もちろん存在しなければなりません。
ひとりっ子の特質によって、偉大な業績が達成されることもあります。
その特異な状況のおかげで、ひとりっ子は、時々、他の人には
決して達成できない目標を成し遂げることができます。


【 ここまで記録して… 】

序文の第一子・第二子・第三子の部分、
我が家の息子達にはピッタリ当てはまりますわ…。
第二子である私にも、第三子であるウザヲにも!
でも…
これだけ入力しただけなのに半端なく疲れました…(涙)
第一子、第二子と…続けられるのかしら…(涙)(爆)


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