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第二子!弟アベルと究極の妹アルテミス

一昨日、昨日に続き、惜しくも絶版となってしまった
「シュタイナー教育入門・子どもが生まれる順番の神秘」
( カール・ケーニッヒ著 / そのだ としこ訳 / パロル舎 ) 
の、抜粋その3に参ります。
一昨日の「ひとりっ子」昨日の「第一子」に続き、本日は「第二子」!
まずは、第一章78ページ途中から抜粋を始めますわ。

【 第二子の性質と宿命 】

私の経験と観察から申しますと、
第二子の性質は第一子のそれとは全く異なっています。
第ニ子は自分の兄や姉と張り合おうという意図を
ほとんどもってはいません。
第二子は征服者ではないし、ましてやまもり手ではありません。
それは二番目のこどもとして、人類の生涯という織物の中で
全く違った役割を果たすべく生まれたこどもなのです。
( 略 )

第一子が第二子の役目を負わされたり、または、兄の死によって
第二子が第一子の役目を背負わされたような時には、
不調和が起こります。このことからもわかりますように、
出生順序の混乱は社会性の領域における、心理的、
精神的混乱の原因となります。
第三子が第三子のままでいられれば、そして
第二子が二番目でいられる限り、すべてがうまくいきます。
社会的階級におけるその位置を理解するために、
第二子の役割について習得する必要がありましょう。

【 第一子カインと第二子アベル 】

その原型像と言えるのが、天地創造に描かれている物語です。
創世記の第四章にカインとアベル兄弟の記述があります。
カインが兄でアベルが弟です。
ふたりはめいめいの捧げ物を神に捧げます。ところが、
アベルの奉納物は受けいれられ、カインの物は拒否されます。
「カインが弟アベルに言葉をかけ、ふたりが野原についたとき、
カインは弟アベルを襲って殺した。」
人類のこの歴史的な瞬間に、
第一子と第二子の不変の課題がありありと示されました。
どの第一子も自分の肩にカインの宿命をになっています。
すべての第二子は、神には受けいれられても
地上的に不調和であるというアベルの宿命をになっています。
私たちは、まず、このふたつの点を理解しておかなければなりません。
( 略 )

アベルはこの世のできごとにはさほど関心がなく、
努力をしないで生きたいと思っています。
生きることは、汗や労働だけを意味するのではなくて、
それは楽しさや喜びや経験や不思議さなのです。
カインと違って、アベルはものごとをもっと気楽に考えます。
アベルにとっては、世界はカインが感じるほど
緊迫したものではありませんから、
アベルの心は世界への愛でいっぱいです。
アベルにはユーモアのセンスがありますから、
少しくらいのことでは失望したりしません。
一方、カインはほんの些細なことでイライラして苦しみます。
カインは義務という呪文に縛られて生きています。
カインにとっての人生とは、
何事につけても名誉に結びつけなければならない義務を担うことです。
私たちの中のカインは、余暇や喜びや自由な一日や
野原を散策するなどということを好ましく感じません。
( 略 )

第一子は、本当は遊びや楽しさが住んでいる心に、
真面目な外枠をかぶせたがります。
自分たちの中のカインとアベルが繰り返し争っているわけですから、
人々の間に憎しみを生み出す状況が常に起こってきても、
不思議ではありません。
そしてアベルを殺すのはいつもカインであり、その結果、
絶望に追い込まれるのも、カインです。
アベルは災難をこうむりますが、その責めを負うのはカインです。
アベルは打撃を忍ぶことになりますが、打撃を加えるより
それをこうむるほうが苦痛は少なくて済みます。
アベルを打ち倒すときに、カインは自らも傷つきます。
それでもカインはそうせざるを得ないのです。
( 略 )

【 第二子が男の子の場合 】

第一子が女の子の場合、第二子としての男の子の性格は
少し違ったものになります。
この場合は、アベルの、幾分女らしい性質が発達して、
弱虫でなよなよした人間になることもあります。
もっとも、ふたりの年齢がそれほど違わなければ、
弟の方が、自分の姉から年長者の役目を奪ってしまって、
第一子の男の子のような性格になるかもしれません。
これはどちらにとっても、どう考えても、
あまり好ましいことではありません。
姉の方は人格というものの希薄な、人に頼る女性になりますし、
男の子の方は、第二子でありながら、同時に第一子のような
得意の絶頂の気分に襲われがちだからです。

第一子の男の子が亡くなって、第二子の弟が第一子の場に
進まざるを得なくなった時も、同じような現象が起こります。
にせものの栄光の空気が彼を包み、出生による自分の本来の姿を
保つことが難しくなります。こうなった人たちは、
まるで自分がカインであるかのように振るまいます。
しかし、実際には、この人達はアベルなのです。この人達は、
多かれ少なかれ、自分の真の姿と求められている姿との間で
緊張しどおしの人生をおくらなくてはなりません。
( 略 )

【 第二子が女の子の場合・妹キャラ 】

第二子の女の子は完全な妹のマントを着ています。
社会的な振るまいを見ても、また何もしなくても、そこにいるだけで、
妹そのものといった不変のイメージをもっているように思えます。
妻でもなく母親でもない、一流にして究極の妹であり、
男女を問わず、その仲間であり、友人であり、付き添い人なのです。

表舞台にしゃしゃりでることは滅多になく、目立ちたいとか、
脚光を浴びたいとか、自分自身や自分の資質を誇示したいというような
気持ちは持ち合わせていません。もっとも、謙虚だからとか、
恥ずかしいからそうなるわけではなさそうです。
むしろ、強い個性はもっているのですが、それが前面に出ないで、
うしろに隠れているような感じです。そして、
うしろから糸をあやつって、自分のまわりの人間を導くことが
得意なのではないでしょうか。
ひっそりと身を引いた暴君になることも難しくありません。
道具を投げ出して、罷業にはいるぞ、と
はっきり態度にあらわすこともよくあります。
このように、直接攻撃したり、防御したりはしなくても、
その非暴力の力はもっと強大なものです。

あらゆる共同体、たとえば人が共に生きている社会、
大小を問わず家族のあるところ、工場や事務所や
あらゆる種類の社会の背景に、かたちは様々であっても、
第二子の女の子は特別の地位を占めています。
あるときは力強く寛大で、献身的ではあっても暴君のように、
様々のかたちで彼女達は出現します。けれども、いつどんなときも
究極の妹であり、仲間としての女性であって、
男の妻や母親ではありません。

このような第二子の女の子の背景には、
第二子の男の子に見られたようなイメージがうかがえます。
それはアポロの双子の妹アルテミスです。
( 略 )
彼女の兄アポロは彼女の主人でしたが、
彼女は彼に仕えるというよりは、彼の仲間でした。
ですから、男の子を上にもつ女の子達の中に
アルテミスの最も顕著な特徴が見られます。

ところで、上の子が女の子の場合どうかといいますと、
その場合、第二の女の子は、どちらかといえば、
クールで堅苦しい女性になっていく徴候が見られるようです。
もし、幼いころの堅苦しさが矯正されないまま大きくなりますと、
女教師や未婚の婦人になりかねません。

もっとも、こうしたことは不思議なことでも何でもありません。
往々にして、第二子の女の子たちには、天使のようなと
いってもいいほどの気高い性質が見られます。
そして、献身的な看護婦であり、教師であり、
医師や社会奉仕家であったりしますが、
いつも第二義的な役割を演じます。それでもなお、
彼女達の行動や業績は人間社会にとって欠くことのできないものなのです。

【 弟アベルと妹アルテミス 】

アベルは霊の世界と密接なつながりをもっていますが、
アルテミスも、同じ性質をもっていて、あらゆるものに
美しさと不思議さを感じることができます。
アベルは人の霊的な面を代表し、アルテミスは常に私たちに
魂を思い起こさせてくれます。
アベルもアルテミスも平日の存在ではなく、むしろ、
祭日や、特別な場合や、目立った行動に属しています。
単調で苦痛に満ちた仕事は彼らにはそぐわないものです。
第二子は、手助けが必要とされていたり、
その労働に価値が見いだせてはじめて、仕事を引き受けます。
第二子たちは自分たちが生まれ落ちた土地と強い絆を保ちはしますが、
第一子こそがこの地上の真に正当な住民であり、
第二子は客人にすぎません。第二子にとっては、この地上は
ほんの一時の仮の住まいというわけなのです。
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【 ここまでの感想 】

兄が亡くなって第一子の役割を担う弟というと
ゴッドファーザーのアル・パチーノが思い浮かぶのですが(爆)
あの映画の場合、末っ子・第三子である妹を守ろうとして
罠にはまり射殺された兄は、責任感と一族意識の強い
いかにも兄という兄でいながら単細胞っぽいキャラで、
弟は、理想を求め家族に違和感のある冷静頭脳明晰かつ真面目という
バカ殿と賢い家老のような兄弟として描かれておりました。
結果的に、あの一族を二代目として率いて行くには
次男の方が遥かに適任だったわけでございますが
第一子の役目を負わされた第二子の葛藤が感じられましたわ。
( そこまで意図されていたのかしら???!!)

我が家の息子たち二人兄弟の場合は、5歳近くという年齢差もあり
全てにおいて兄が優位にあるため、なんとなく、
うまく収まっている印象がございます。
これが、年子の兄弟だったりして弟が兄に勝ると辛そう…。

わたくしは、兄のいる妹でございますが、周囲にも
妹が、たくさんおり、ほぼ全員が、見事に、アルテミス(爆)
妹キャラなので、読んだ時、可笑しくなりましたわ。



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