ひきこもりマルチリンガルw

低レベル日中英マルチリンガルw ( 育児ブログ反省・カナリア・モルモット・TV・アプリ )

次男5歳、恋の行方…不明

前回ブログは、ちょぃしんどい内容でございましたので今回は
思いっきり脱力 ( 2004年7月の日記より)次男の恋物語でございます(爆)。

【 クラスメイトA君の衝撃発言 】

先週金曜日の放課後、次男ジローの同級生A君が遊びに来た。
A君は、ママがポーランド人。
可愛いんだが、そこはかとなく
ワレサ書記長を彷彿とさせる顔立ちをしている。
(偏見じゃありませんっ!)
(ちなみに、ママの方は、ちょっとキャメロン・ディアス似。)

帰り道、A君が、私に向かってニヤニヤしながら言った。

「しってるぅ~?Bちゃんねぇ~、ぼくのこと、アイシテルのぉ~」

.....衝撃.......。

Bちゃんは、次男とA君のクラスメイト
ブリュネットで目が大きい愛嬌のある顔立ちの女の子だ。

そして、そして…
次男は、この子に、メチャ惚れしているのである。
しかも、かなり長期間…。

【 ジロー、Bちゃんへの恋 】

それは…( 長いです …  )
今年の1月だか2月だか忘れたが
大雪で学校が休みになった日の事である。
長男と次男を連れて、近所の店に買い物に行き帰って来たところで
Bちゃんと弟さんとお母さんに偶然出会った。

お母さんとは、それほど親しい間柄では無かったので、
単に笑顔で挨拶を交わしただけだったが
なんと
Bちゃんは、次男とすれ違いざまに、とても5歳児とは思えない様な
艶やかな流し目で
( よく考えると角度的に流し目になっただけなんだが )
婉然…エンゼン…と
( 楊貴妃のように )
微笑んだのである。

長男も見逃していなかった。
家に着く前から
「ジロー、Bちゃん好きなんだろ~。ジローのガールフレンドだ~。」
と、はやしはじめる。
一方、
次男は、からかわれても、まんざらではない顔で
にゃはぁぁぁ~とニヤけてている。

私が
「最近、Bちゃんと遊んでるの?」と聞くと
ニカニカ顔で
「ジローね、Bちゃんすきなの。Bちゃんかわいい~の。」
と答えた。

【 ジロー、恋の遍歴】

この子が、女の子に惚れるのは、これが初めてでは無い。

3人目だ。

でも、最初の2人に対する恋情は、1ヶ月くらいで冷めていた。

前回の二人の時は、
「なにかあげたいの」
と言いながら、家にあった
ぬいぐるみ付きの絵本や
日本で買った着物のはぎれで作った小さいくまのキーホルダーを
プレゼントしていたので
今度も
「なんかBちゃんにプレゼントあげたい?」
と聞くと
「いいの。」
と答える。その理由は
「Bちゃん、プレゼントきらいなの。いらないの。」
で、あった。
(つまり既に本人に確認済み)

それまで、家で、Bちゃんの名前が出る事は
全く無かったので、一体、いつから
次男の恋が始まったのかは定かでは無い。
(もともと、5歳児の時間の感覚は、かなり、あてにならない。)

なんでも、Bちゃんに、次男は
「赤ちゃんみたいだから、すき。」
と言われたらしい…。

【 ジロー、Bちゃんに貢ぐ 】

しばらくして、日本に行った時
次男は、突然、
「Bちゃんに、おみやげ、かうのっ!!」
と、言い出した。
そして、色々考慮した末、浅草で、
着物のはぎれで作った小猫のポシェットを買ったのであった。

以前、女の子にプレゼントをした時には
照れまくって、自分ではあげられなかった次男だが
今回は、放課後、クラスから出てくるなり
「ママ、もってきた??はやくっ」
と、私をせきたて、
プレゼントの包みをガシっとつかむと
小走りでBちゃんに近づき、
無言で
プレゼントを渡した。

Bちゃんも
無言で
さりげなくプレゼントを受け取る。

横で見ていたお母さんから
「あらあら、B、なんって言うの?」
と促されて
「ありがとう」
と言ったのだが
前回プレゼントをあげた二人の時のような
お礼のキスは無かった…。
それでも、
次男は、嬉しそうであった。

【 ジロー、Bちゃんから手紙をもらう!  】

次の日、Bちゃんから
女の子と男の子と花を色鮮やかに描いた絵が送られて来た。
次男にせがまれて裏に書いてある文字を読む。
(次男は、まだ、字が読めない)

「すてきなバッグをありがとう。Love    Bより」

ちなみに、このLoveは、
手紙やカードの最後に付ける決まり文句の様な言葉で深い意味は無い。
だが、Love と聞いた次男は、
ずっと、その手紙を嬉しそうに眺めていた。

「BちゃんのLove Letterだね~」
と声をかけると、嬉しそうに頷く。

さっそく長男タローに
「ターくん、きょうね、Bちゃん、ジローにLove Letterあげたの。」
と、見せる。
(まだ「くれる」と「あげる」の区別ができない。)

「おぉぉぉ~」
と言いながら、裏の文字を読んだタローは即言った。
「ジローね…、これ、Love Letterじゃないよ。Thank You Letterだよ。」

それでも次男はめげない。
「いいの。Bちゃん、ジローすきなの。」

それから、次男は、度々、家で絵と
意味になっていない文字の羅列を書いては
(「Love Letter」らしい)
Bちゃんに渡していた。

そんなこんなで、はや、3ヶ月.....。
やっと冒頭のA君発言に戻る…( 長くて、すみません )

【 A君のボーイフレンド宣言にジローは?!!】

さて
A君の
「Bちゃん、ぼくのこと、アイシテルんだよ~」
という言葉に衝撃を受けながら
私が
「で、でもさ、A君は、Kちゃんが好きなんじゃないの?」
と私が聞くと、A君は、きっぱりと答えた。

「ううん。Kちゃんは、いま、Mくんのガールフレンドなんだ。
ぼくのガールフレンドは、いまは、Bちゃんなんだよ。」

一連の衝撃発言に
次男は、全く動転した様子は見せず、
なんと、
「Bちゃんは、ぼくたち、ふたりのこと、アイシテルんだよね!」
自信たっぷりに言いはる。

だが、A君は、同じくらい自信たっぷりに断言した。
「ちがうよ。ぼくだけアイシテルんだよっ!」

そこで私が、
「でもさ~、なんで、愛してるって、わかるの~?」
と介入すると
ニヤニヤとニカニカが混じった笑顔でA君は答えた。

「にちようび、Bちゃん、ぼくにキスしたんだよ~。」

Bちゃん、確か、ジローにもキスしてたけどな~…
と思いながら
ジローを見ると、
その答えにも動ぜず、笑顔で、こう言い放った。
「ふ~ん、あ~あ、I wish I had a girlfriend!(ガールフレンドいたらな~)」

そ、それって、敗北宣言なんでしょうか??
そして、
その敗北宣言の直後に、
何を考えたのか、ジローはA君に
「キスしてもいい?」
と迫り、
無理矢理、ほっぺたにキスしていた.......。

( 一種の間接キスか…??)

ジロー、5歳にして失恋…
と、妙に寂しい気持になっている私の横で
A君も、ジローも、きゃっきゃっとはしゃいでいる...。

ま、5歳だもんな~。
こんなもんかな~。

一部始終を横で観察していた姪っ子(11歳・ボーイフレンド無し)は
「5歳のくせに…」
と、しらけている…。

【 その後のジロー(涙) 】

しかし、その夜...
次男は、寝ながら何度か怒り声を上げて足をバタバタさせていた。

朝になって、まさかな~と思いながらも、
「ジローちゃん、昨日、Bちゃんの夢とか、みてた?」
と、
さり気なくチェックしたバカ母は私だ。
ジローは、きょとんとして、全く昨日の事は覚えていない様だった。

だが、直後、彼は【毅然と】宣言した。
「Bちゃん、もうジローすきじゃないの。
「Bちゃんは、A君のガールフレンドなの。
「もう、Bちゃんのこと、きかないでね......。」

と、かくのごとき
半年にわたるジロー(5歳)の恋は終わた…らしい…
はっきり言って、本人より母親の方が感傷的になっていた…。

その後、
「だれもジローすきじゃないの。」
甘える次男を、こう慰めた。
でも、でも、この恋のおかげで
ジローは、自分の名前の他に
Bちゃんの名前も、書けるようになったよね。
それは、すごい事だよ!!
それに
「I wish I had a girlfriend..」
って
そんな難しい事も言える様になったなんて
(ジローにしては凝った文なのに文法も合ってるしっ!!)
ジロー、
ずいぶん大きくなったね~!
ママは、嬉しいよ。
ママなんて、5歳の時には、
そんな事、英語はおろか日本語でも言えなかったよ。
(覚えてないけど)

ジローは、嬉しそうに、はにかんでから
「ママ~、ジロー、ベイビーなの~」
と、
甘え続けた。

そして、
思いっきり甘えん坊モードにひたるジローを抱っこしながら
つい最近まで、本当に簡単な英語しか話せなかったのに
つい最近まで、日本語の文法に英語をあてはめてたのに
まだまだ文法の間違えは多いけど
いつのまにか
こんなおしゃまなセリフが英語で言える様になってるなんて
子供って、本当に、急に成長するもんだな…と、
しばしバカ母モードで感慨にふけったのだ…。

【 その後の展開!!】

…と、
こんな日記を書き終えて、今日
学校に息子達を迎えにいくと
次男が、
「きょう、Bちゃん、ジローに、絵、あげたの。」
と言う。
「へ~。今日、Bちゃんと遊んだの?」
と聞くと
「うぅん。あそばなかった。
Bちゃん、『だめ』って、いったの。
Bちゃん、もう、ジローすきじゃないの。」
と、
寂しそうな顔をする。

そして、家に戻り、そのBちゃんがくれた絵を見ると
なんと可愛い色鮮やかな絵の裏に、
色とりどりに書かれていたのは...
To Jiro
I love you.
Love 
Bliss
という「ラブレター」であった!!!!

一瞬、
「キープくん」「貢くん」という死語が頭の中をかけめぐった...。

一方、
長男は
「ジロぉぉぉー、これは、ほんもののラブレターだぞぉぉ~。
ジロー、フィアンセできたんだぞ~」
と興奮して叫び
( 飛躍するな、タロー!!!)
姪っ子が
「おばちゃん、こんな年じゃ、愛なんて理解らないよねっ!」
と、
したり顔で同意を求める中で
ジローは、
マジメな顔で、その「ラブレター」を眺め続けた。

彼は、「I love you」という文字が、まだ、読めなかったのである…。

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当時の姪っ子(佳ちゃん)とタロー・ジロー

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