ひきこもりマルチリンガルw

低レベル日中英マルチリンガルw ( 育児ブログ反省・カナリア・モルモット・TV・アプリ )

発達障害は社会全体の課題

本日も、マジメな話、【「少年犯罪と発達障害」とギフテッド】の続きでございます。

【長崎佐世保の事件】

長崎県佐世保市で起きた15歳少女による同級生殺害事件は、
その後の報道によれば、
もともと「異常な」子が、かなり「異常な」家庭環境で、
すでに問題が山積みであったのに「放置されていた」あるいは
「もみ消されていた」あるいは、
(個人的には、これが、最も近いのではないかと思うのですが)
家族も、もう、どうしようもなくなっていた…結果、
加害者を見捨てなかった友人である被害者のお嬢さんが
大人たちの無力の犠牲になってしまったように思えます。

昨日のブログで申し上げましたように
おそらく発達障害があり、後に統合失調症で入院した兄を、
強制的に入院させる前は、父も、私も、何かするんじゃないかと
常に不安を持ちながらも、効果的な対策は立てられませんでしたし
身勝手な話ですが、自分が生き残るのに必死でした。
この加害者の父を責められません。

今は、ただ、
この「異常」を、単なる「異常」と片付け
うちには関係ない、などと、早急に、安心しようとする方が
少しでも減ることを願い、全ての方々が、身近な課題として、
この事件を忘れず、事件から学ぶことが、
犠牲になったお嬢さんの命を活かすことだと思っております。
(あまりにも痛ましく、こんな表現をするのも心苦しいですが)

【タブーは逆に偏見を生む】

昨日、ご紹介した本を読み、
発達障害をもつ子どもが早期療育や支援を受けず育つと
犯罪者になる可能性が高くなる
という印象を抱く方は、少なくないと思います。
そして、
それが、発達障害に対する偏見につながると
危惧なさる方も、少なくないでしょう。

発達障害と(一部の、意外性の高い)少年犯罪の関連性が騒がれれば、
我が子が発達障害ではないかと心配し診察を受ける親御さんと
逆に
発達障害への「偏見」とラベルを貼られることをおそれ
学校などから診察を勧められても拒否する親御さんとの
両方が増える可能性はあると思います。

もっとも
周囲に必要ない・考え過ぎなどと言われても、
積極的に診察を受け、情報を集め、
療育に労力を惜しまない親御さんがいる一方で、
反対に
学校から何と言われても診察を受けに行かない、
あるいは、診断が出ても認めない…
自身の求める意見に賛同する専門家を探し続ける親御さんもいる、
というのが、私の抱いている印象です。

発達障害をもつ子どもが、親の一存で、
診断や早期療育を受ける機会を失うのは
社会全体にとって、重大な損失です。

【発達障害は社会全体の課題】

発達障害は、
発達障害のある人や家族だけの問題では決してなく、
社会全体の課題であり
障害のある人と無い人の双方が、
自分自身の問題として、
自分自身が生きやすくなるように、
時には、自分自身を「守る」ために、
発達障害について知り、
適宜な対応を学ぶことが不可欠ではないでしょうか。

全員の課題だという認識を促すためにも、
少年犯罪と発達障害の関連性は、
正しく、認識されるべきだと考えています。

最も重要なのは、
発達障碍のある子が犯罪者になるのではなく、
発達障碍のある子が、「適宜に機能していない」家庭や、
「適宜に機能していない」学校や地域などの環境で、
適宜な治療・介入・支援を受けない時にはじめて
犯罪者となる可能性が高まるのだ、と
世間一般が、闇雲に、見当違いの偏見を持つことなく
認識することだと思います。

偏見を持っていると見られることをおそれて語らなくなれば、
正しい知識をつける機会を失うだけではなく
タブーになればなるほど、
正しい知識の裏付けの無い憶測が飛び交うようになります。

【極めて稀な意外性の高い少年犯罪と発達障害】

世間を騒がすほどの凶悪少年犯罪は、稀です。
悪い組み合わせの結果、そこまで行くケースは非常に稀です。
けれども、
ここまで騒がれていない「規模の小さい」犯罪は
実は、少なくないかもしれません。

世界中の、数多くの少年犯罪の中で、
猟奇性ではなく、意外性という意味で
突出していた、ごく、わずかな少年犯罪に
実際に、発達障害が関わっていたという事実と
その事実に基づいた研究には、
同じような犯罪、さらに、
あまり表面化していないものの
似たような結果になる前に防げた、あるいは
そこまで行かなかった犯罪も、
将来的には防げるかもしれない、という
「希望」が託されていると思うのです。

早期療育・支援・社会全体の学習と理解があっても
防げないケースは当然出てくるでしょうが、
まず、何よりも、
一件でも、多くの「事件」を防ぐことが肝要だと思います。
今日、始めても、
効果が出るのも、効果がわかるのも
ずっと先の話ですから…。


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