ひきこもりマルチリンガルw

低レベル日中英マルチリンガルw ( 育児ブログ反省・カナリア・モルモット・TV・アプリ )

関東大震災、その後

【大震災と大空襲が身近に感じられた東京の子ども時代】

小学生の頃は、新学期初日の朝礼で必ず大震災の話をし、
避難訓練と申しますか防災訓練もありました。
教室で、机の下にもぐったことを覚えております。
先生や大人たちから
地震が起きたら、すぐに火を止めること!と
繰り返し教わりました。
震災が起きた時は、お昼だったから火事で
多くの犠牲者が出たから…と…。
 
まだ、明治生まれのご老人がお達者だった時代、
大正時代の終わり近くに起きた関東大震災は、
そう遠く感じられず、同時に、いつか
そう遠くない未来に、また地震が起きるから…という
緊張感を子ども心にも強く感じておりました。
 
下町では、まだ
3月10日の東京大空襲と、震災の、空気が
残っていたように感じます。
 
 関東大震災は9月1日だけで終わったんじゃなかった、と、
2日になっても、あちこちで火災との闘いが続けられていたこと、
社会主義者、朝鮮人、中国人の虐殺が起きたことも
本で読んだり、大人たちからも聞いて
「常識」のように、覚えて参りました。
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それが、既に、40年以上前の話でございますから
今日、あまり関東大震災が話題にのぼっていないようなのに
若干、驚きはしても、まぁ、そんなものなのかも
それないとも思います。
阪神大震災、そして
3・11東日本大震災が、ございましたから。
 

 【 9月、東京の路上で 】

ただ、つい最近、こんな記事が目に止まり、ちょっと安堵いたしましたの。
ここで紹介されていたブログ「9月、東京の路上で」を
隅から隅まで拝読し
( 著名な中国人留学生・王希天27歳の殺害についても記録されています )
 ここから出版された
「9月、東京の路上で」の
電子書籍化を強く期待しております。
九月、東京の路上で 1923年関東大震災ジェノサイドの残響

九月、東京の路上で 1923年関東大震災ジェノサイドの残響

 

【 今の日本が怖い 】

海外から見ると…、と
申し上げると、ひょっとしたら未だに
上から目線に聞こえたり
あるいは、
対岸の火事に思われてしまうかもしれませんが、
あくまでも、
日本に居らず、
車内で中吊り広告を見ることもなく
TVでワイドショーを見ることもなく
日本の話題すら全く出ない日々が続く状況で
時々不安になります。
 
阪神大震災の頃、ちょうど、上海に住んでおり、
帰国なさった留学生たちがTVで取材を受け
日本の人たちの秩序や優しさを絶賛する様子に
深い感慨を抱いたのが、もう、既に、20年近く前…
その頃から比べて
人種差別者や
人種差別的行動が
増えているように感じてなりません。
 
おそらく、実際に、日本に住んでいたら
「あれは、あくまでも、一部の人で…」
と、思うのかもしれません。
実態とは異なった比率で
強い印象を受けているのかもしれません。
 
それでも、怖くて、たまりません。
天災の後に
人災が起こることが怖くてたまりません…。
 

【 関東大震災 ( 吉村昭)  】

 関東大震災について知るためだけでなく
今、一人でも多くの方に読んでいただきたいのは、
やはり、この本でございます。
関東大震災  ( 吉村昭 )
関東大震災 

関東大震災 

  • 吉村 昭
  • 社会/社会問題
  • ¥470
 地震学者から始まり地震学者に終わり、
生身の体験談の数々と
客観的な事実・数値と分析と
町を守った火消しと町民から、具体的な遺体処理まで、
震災そのものと、
その後の人災、人心の喪失・虐殺についても網羅しているだけでなく
現代の防災へのヒントに溢れた力作でございます。
 
吉村昭さんの著作はノンフィクションやエッセイが好きで
結構、拝読しておりますが
どの本も、「現代人」
毎日、構成メンバーが新しくなっている「現代人」に対する
警告というよりも、ヒント、導きに溢れ
読み終わった後に、収穫の多さを実感するだけでなく
一種の爽快感がございます。
 

 【 「東京震災記」と「甘粕大尉」】

震災の体験談だけでなく、
当時の一般的な考え方なども伝わってくる、
文豪・田山花袋の「東京震災記」も、お勧め申し上げます。
東京震災記

東京震災記

  • 田山花袋
  • 伝記/自叙伝
  • ¥650
それから、
「甘粕大尉」( 角田房子 著 )。
震災直後、社会主義者・大杉栄と内縁の妻である伊藤野枝、
実子と誤解された甥・橘宗一7歳を殺害したということに
表向きではなっている( しかも誰もが罪を被せられただけと思っている )
甘粕大尉について、その人柄を
武士的背景・皇民教育・家族の絆と愛情などの影響から
立体的に描写し、事件と、その後、フランス生活そして満州…と、
昭和48年から、当時を実際に知る家族・友人・知人たちの証言や
綿密な取材によって、深く掘り下げた力作で、
改定増補版には、前出の王希天に関する記述が増やされております。
 
甘粕大尉 ――増補改訂

甘粕大尉 ――増補改訂

  • 角田房子
  • 伝記/自叙伝
  • ¥950
 
ご参考に
青空文庫の大杉栄リスト
( 青空文庫用のアプリからも電子書籍店からも無料でダウンロードできます。)



【 未来のために、忘れない 】

4万人以上が犠牲になった本所の「被服廠跡」
当初、家財道具とともに、ここへ逃れて、
一息ついておられた方々…
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火事が迫っていても、ここは大丈夫だろう、と
思っていた方々が、少なくなかったようで
実際に危険に気づいた時は、
既に手遅れであっただけでなく、いつのまにか
身動きも取れなくなっていたのではないでしょうか…。
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ご冥福をお祈り申し上げます。
いつまでも忘れません。
 
 


FRANCO PIERSANTI double per chitarra - YouTube

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