ひきこもりマルチリンガルw

低レベル日中英マルチリンガルw ( 育児ブログ反省・カナリア・モルモット・TV・アプリ )

母が死んではダメな理由・英国のSushi

本日は、11年前の育児ブログから、母に死なれたくない理由と
英国の小学校の宿題に出た「食事日記」の話と、そして、
英国のスシ事情(爆)についてブログらせていただきますわ。

*2003年10月31日*

【 息子たちに「ママ死んじゃダメ」と泣かれる】

母を高校生の時に亡くしたせいか、私は、
いつまで生きられるかわからない、という考えを
常に抱きながら生きて来た。
子どもが生まれるまでは、いつ死んでも良いと思っていたが
子どもが生まれてからは、子どもが大きくなるまでは
絶対死にたくない、と思っている。

それでも、いつ死ぬかわからない、だから、
いつ死んでも、良い様に(決して良くはないが)
つい、死んだ時に後悔しない様に、と考えて行動してしまう。
「しまう」というのは、この考えがもとで
息子たちを却って不安にさせてしまっているかもしれないからだ。

例えば
「ママは、死んでも、ずっと、そばにいるからね。」
「そばにいて、守っているからね。」
「何か話したい事があったら手紙に書いて枕元に置いておいてね。」
「大きくなったらママの日記を読んでね...。」
等々、
先回りして、息子達に話したところ
最初は、長男タローも、神妙に聞いていたのだが
だんだん、不安になって来たようで、
「ママ、死んじゃ、だめ!!」
と、涙を流し始めた。

その後、私が、ちょっと具合が悪いと言う度に
「ママ、死なないで!死んじゃ、だめ!」
と、言う。
ついに、次男ジローまで、私が
「疲れた~。」
と、言うと
「ママ、死なないで!」
と、応じる様になり、その為
「これは、私の死後も、覚えていてほしい」
という事を教える時には、必ず
「ママは、まだ、死なないけどね、でもね、とりあえずね!」
という前置きを付けなければいけなくなってしまった。

【 なぜ、ママが死んだらダメなのか聞いてみた】


ところで、ある日、ふと、思い付いて
「ねぇ、ママが死んだら、どうして、だめなの?」
という質問をした事がある。

「もし、ママが死んじゃったら...」
で始まったその答えは
「誰が、ご飯つくるの????」
だった......。

私「パパに作ってもらえば?」
タロー「パパは、うまく作れないからダメなの!」
私「新しいママが作ってくれるよ。」
タロー「新しいママが来なかったら、どうするのよっ?」
私「…じゃ、今度、ご飯の作り方教えるね..。」
タロー「うん。ちゃんと、ボクがご飯作れる様になってから死んでね。」

こんな事を書いていると、
料理がうまいのではないか?と誤解されるかもしれないが
もちろん、答えは、否だ!
しかし、作れるだけ、少なくとも夫よりはマシという
妙な優越感は持っている。
また、
美食家と正反対の場所にいる夫や、
美食家ならぬ偏食家の子供達は
私の作る料理に、大変満足しているのだから、
世の中はうまく回っていると思う。

【 給食を愛する息子たち、英国ママ友の反応…】

ところで、去年、タローの理科の授業で
「一週間の食事日記」
という宿題が出た事があった。

あまり言いたくはないが、我が家の、通常の料理は
ご飯に
豆腐とワカメの味噌汁か、たまに別の中国風スープと
中国風炒め物か焼き物か蒸し物のおかずが1〜2品。
或いは、パスタである。とほほほ。

最近は、少し、食べられる物の範囲がかなり広がったものの
この頃、タローは、おかずも汁物も一切食べなかった。
しかし、
実は、学校の給食は結構好きだった…。

当時
「うちの子は、私の料理より給食の方が好きだ。」
と、ママ友に告白しながら
「うちもよ!」
と、言う答えを期待していた時期もあったのだが、
返ってくるのは
「ガハハハハ」という遠慮の無い笑いばかり。
ごくたまに
「きっとオリエンタルじゃなくて西洋料理が好きなのね」
という
優しいフォローもあったが、目は完璧に笑っていた...。

ちなみに、ジローも、現在、
「給食大好き!」
と、言い始め
毎朝、学校に着くと「必ず」掲示板に張り出されている
「お昼のメニュー」をチェックする…。

ともかく、この頃のタローが何を食べていたかというと.....
「味付け海苔御飯」韓国産味付け海苔に御飯をのせて巻いたもの
「オリーブ御飯」スペイン産アンチョビー入りオリーブを砕いて混ぜた御飯
「キムチ御飯」キムチの汁を混ぜた御飯
「筍(スン)御飯」中国産シナチクの漬物(?)を混ぜた御飯
…等である。

このメニューで「死なれると困る」と言ってもらえるのは
母親冥利に尽きるというものだ…。

【 学校の宿題「食事日記」をめぐる母と子の対立】

さて、食事日記と聞けば、さすがの私も、ミエで、いつもより
豪華なメニューを用意していたのだが、タローは
そんな母の面子を完全に無視し
「自分が食べたものしか書いちゃいけないのっ」
と、宣言するので
しかたなく、一番、見栄えの良さそうな「味付け海苔御飯」を作り
「海苔巻って書くんだよっ」と言い含めた。

ところが、こっそり、日記を覗くと、彼が書いていたのは…
「Sushi」…

「Sushi」って寿司だよ、寿司っ????
この味付け海苔御飯のどこが寿司なんだよっ???
これはね、「Norimaki」って言うのっ!!!
と怒ると、タローは平然と答えた。

「先生はね、Norimakiなんて知らないから、Sushiでいいんだよ。
説明するの面倒くさいからね。
ど~せSushiだって、なんだか、わかってないんだから、いいのっ!!」

よく見ると、食べたはずの
「スペイン産アンチョビー入りオリーブ」が記入されていない。
(↑タローは、この種類のオリーブ以外食べない。)

「なんで、オリーブって書かないのよぉっ?」
と、聞くと
「オリーブって書いたら、きっと、みんなが『オェッ』って言うから。」
「なんで、そんな事、わかるのよっ?」
「なんとなく、わかるんだよっ!!」

...と、言う事で、彼の食事日記・夕食分は、
「毎日」寿司になった...。

きっと、イギリス人の先生は
「やっぱり日本人は、毎日、Sushi食べてるのねぇ~」と
納得したに違いない.....。

【 母の寿命に関する息子の変化 】

ここで最初の話題に戻るが
その後、何回か、タローと
「何歳になったら死んでいいか?」という会話を交わしている。

当初は、
「僕が御飯作れる様になったら」だったのだが
最近、なんと、
「僕が結婚するまで待ってね」になった!

「じゃ、結婚相手が見つかんなかったらどうすんのよっ?」
と聞くと
「う~ん、じゃぁねぇ、26歳まで待ってくれる?」
という具体的な年齢が出て来た!

なんとなく、
寿命が伸びた気がする....。


*2014年9月3日*

【 英国のスシ 】

ご参考までに、英国のスーパーで、サンドイッチの横に置かれている
「寿司弁当」の食べ比べの記事のリンクと写真を、はっておきますわ。
f:id:Zetta:20140903195932j:plain
もちろん、ちゃんとした日本料理屋さん、お寿司屋さんも
ロンドンなど都会でしたら、ございます!
最近は、
回転寿司の店も( ナンチャッテ系含み )、人気を得ているようで
タローの通う大学の近くの「回転寿司」の店先では
「学生証を見せると1割引き」という貼り紙を見かけました。

もっとも、我が家では、
夫ウザヲだけが、お寿司・お刺身が大好きで
わたくしはナマモノはサラダも含め一切ダメ…
そのせいか、息子たちも、スシ系で食べれるのは
河童巻きと海老だけ…(涙)…でございますので
タローが、この「回転寿司屋」に行く事は無さそうでございます。


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