ひきこもりマルチリンガルw

低レベル日中英マルチリンガルw ( 育児ブログ反省・カナリア・モルモット・TV・アプリ )

12月8日・9月18日・大詔渙発

日本では既に9日になりましたが、12月8日は真珠湾攻撃の日でございます。

戦争は、既に、とっくの昔に、中国大陸で始まっておりましたし、
( 朝鮮半島的には、そのさらに、とっくの昔に支配が始まっており)
むしろ、中国的には、日本が米国に対して宣戦布告することで
米国が本腰を入れて参戦し、結果的に、日本が敗戦し
中国大陸が日本からは解放されるという意味で
(抗日は終わっても内戦が終わるわけではないものの)、
良かったのかもしれない…と、これは、もちろん、
わたくし個人の素人考えでございますが、ぼんやり思いますの…。


9月19日  iPhone 6が日本で販売開始される直前、
まだ、英国では真夜中に、
スコットランド独立の可否を問う住民投票の結果を
夜通し、TV中継で眺めておりました。

地域によって90%を超える投票率の高さに
わたくしはナイーヴながらも目頭を熱くしておりました。

様々な意見がございました。
非スコットランド人であるわたくしは
何も言える立場では無いと、ただ行方を見守っていました。

「頭は非独立、心は独立」と、辛い決断をした方々は
決して少なくないのではないかと…、
様々な理由で独立はあり得ない、と、わかっていたとしても
スコットランドとイングランドの確執が
個人的な感情「体験」として心の軸に根ざしている方々も
少なくないのではないか…と、
ナイーヴながら思っておりました。
だからこそ、何も言えず、何も言わず、見守っておりました。

けれども、心の中で、非常に辛い気持ちで
こんな事を考えておりましたの…。

もし、日本が、ある国によって植民地化され
生活のあらゆる面で、その宗主国の国民から日本人は差別され、
独立運動や独立戦争で同胞の血が流れ、
長い年月をへて両国民の間で結婚による「混血」が進み、
自分が、まさに、その「混血児」であったとして…
ついに、
平和的に、国民(住民)投票によって、独立の可否が問われるという
歴史的な日が訪れたら…
自分は、どんな選択をしたのだろうか…と…。
その時にとって「最善」な選択と、
心の底で願い続けていた、正に、先祖からの血のような
互いに葛藤する血の求める、おそらく葛藤する選択と…。



今日、友人から、こんなニュースを教えてもらいました。
( 下にリンクと記事全文のコピペ )
「海外経験者が国家秘密を漏らしやすいか否か」ではなく
この様な発言をすることが政治生命を失う失言とは考えられないという
その状態が、既に、非常に、危うい、と、愕然としております。

また、もし、このニュースが、大手全国新聞やTVなどメディアで
騒がれなかったとしたら、それは、日本が、既に
昭和初期と同じか、それ以上に危うい状態にあるのかもしれないと
これもシロウト考えですが、こちらは、ボンヤリとではなく
血が凍りそうに、怖くなっております。

東京新聞 2014年12月8日 朝刊
海外経験者は「秘密漏らす」 内閣情報調査室が懸念強調
    
 海外で学んだ経験や働いた経験があると、国家機密を漏らす恐れが高まる-。10日施行の特定秘密保護法の制定過程で、同法を所管する内閣情報調査室(内調)がこうした考えを関係省庁に示し、学歴や職歴の調査が必要と強調していたことが、共同通信の情報公開請求で開示された政府文書で分かった。
 特定秘密を扱える人物かどうか判断するため公務員らの身辺を調べる「適性評価」の質問票には、高校以上の学歴や、過去十年以内の職歴を記入する欄がある。内調は取材に対し「制度設計の段階での、自由な意見交換の一環」としつつ「慎重に総合評価していく際の判断材料の一つ。それだけをもって『適性がない』とはしない」として評価の要素であることは認めている。
 識者からは「グローバル化時代に時代錯誤では」との指摘も出ている。
 文書は内調が二〇一一年十一月、内閣法制局との会合で示したメモ。情報漏えいの恐れが生まれる状況として、借金や薬物乱用、飲酒時に頻繁にトラブルを起こすといった要因を列挙した。
 海外の学校や国内の外国人学校で教育を受けた経験、外国企業での勤務経験も挙げ「外国への特別な感情を醸成させる契機となる」「外国から働き掛けを受け、感化されやすい。外国の利益を優先し、秘密を自発的に漏えいする恐れが存在する」としている。
 意見を求められた外務省は「グローバル化が進む中、こうした事情(海外での生活経験)を抱える職員は今後ますます増加する」「大多数は外国の利益を優先する恐れが特段見受けられないと判断しうる」と反論した。
 秘密保護法に詳しい右崎正博・独協大法科大学院教授(憲法)は「国際化を踏まえ、政府も若者らに海外に出るよう奨励してきたはずだ。それをマイナス要因として評価するのは筋が通らない」と批判。適性評価についても「プライバシー権の問題があり、調査は最小限にすべきだ。高校以上ではなく最終学歴でいいし、過去十年という職歴も長すぎる」と話した。


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大詔渙発

昭和十六年十二月八日
中央協力会議場にて

高村光太郎

棒立ちになった議長は僅に口を動かして、
午後一時迄の開会延期を宣した。
「それまで静かにお待ち願いたい」と
ゆっくり静かに議長がのべる。
議場はもうさとった。
重大な決意が千余名をしんとさせた。
歴史的な時間は分秒に音なく、
午前十一時四十五分、
ラジオは宣戦布告を報じた。
午後一時、
恭しく捧げられた詔書が議場に入る。
議長は少しふるえる手でこれを展げる。
大詔を拝して議場に個々の人影なく、
ただ粛然たる一団の魂があった。
開会の式は順を遂う。
宣言決議の案文を待つ時、
議場はたちまち熱気に満ちて猛然たり。
則ち我は此記念の席に座して此詩を書く。

( 数年前、骨董市で買った「週刊朝日」昭和16年12月28日号より )

スコットランド住民投票が行われた9月18日、
1931年の九一八は満州事変・柳条湖事件の日でございました。

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