英国ママ激白「一人っ子」・ママと結婚しない理由
まずは2003年10月28日の育児ブログから…
【英国でも起こる、ひとりっ子論争(爆) 】
よく見る育児サイトの掲示板に時々
「一人っ子の親」さんからの投稿が載っていて
色々な意味で考えさせられる事が多い。
双子(三つ子...nつ子)でも生まないかぎりは
親は、誰でも、「一人っ子の親」時代を経験する事になる。
我が家の場合、ジローは、タローが4歳半の時に生まれたので
ジローの妊娠がわかるまでは
二人以上子供がいるママ友たちから
一人っ子である事に関して
結構たくさんコメントをいただいた。
***注***
はい、英国でも、一人っ子に対しての風当たりは強いし
日本で『欧米ではプライベートな事は聞かない』と非難される様な事も
よぉぉ~く聞かれます。そもそも「欧米」ってなんだぁ~っ???!!!
*******
ただ、私自身も、タローを一人っ子にするつもりはなく
また、当時、二人目不妊と確定された訳でもなく
のんびりと、上の子に手がかからなくなったら
下の子を、と考えていたので
「タロー君には兄弟が必要よ!」と言われても、
「そう、その通り~」と深く考える事も無く、受け流していた。
しかし、これらのコメント
諸々の事情で「子供は一人」と決めた(なった)人にとっては
非常にウザイのではないかと思われる。
心を痛めている人もいるだろう。
しかも、女性は、こういう批判を
思いっきり正面から受け止めやすい傾向を持っている。
結婚しなければ、あれこれ言われ
子供がいなければ、あれこれ言われ
二人目がいなければ、あれこれ言われ
男が同じ事を言われても気にも止めないんじゃないか
と言う事まで、真剣に悩む女性は多い。
【英国のママ友が激白!ひとりっ子になった理由】
さて、英国での私の個人的経験から言うと
「一人っ子」に関しては
子供がある程度以上の年(5歳くらい?)になると
何故か、一人っ子である理由に関して
別に、当方は何も聞いていないのに
自主的に語る人が多いのに驚いた。
「○○ちゃんには兄弟はいるの?」という単純な問いの答えが
「ううん」では終わらず
何故か「必ず」「何故一人なのか?」という理由が
(時には、エンエンと)くっつくのであった。
私が今まで聞いた「一人っ子の理由」は
ざっと思い出しただけで
「ほしいけどできない。」
「糖尿病だから、もう生めない。」
「麻酔が体の半分にしか効かず(ひぇぇぇ~っ)死ぬ思いをした。
二度と子供は生みたくない。」
「夜泣きがすごかった。もう、赤ちゃん育児はしたくない。」
「つわりがひどかった。もう二度と妊娠したくない。」
「夫が再婚で連れ子の数を合わすと経済的に大変。」
「一人目を不妊治療で授かった。もう、あの治療は受けたくない。」
「キャリアにひびくので、一人で十分。」
.....と、様々だ。
【英国の井戸端会議でも、ひとりっ子親子の批判が…(涙)】
一方、二人以上子供がいるママ達の間で
「一人っ子ママ」が話題にのぼる時に
(そう!やっぱり、のぼるのだ。陰口ってほどじゃないが....)
よく出てくるのは、こんな意見だ。
「他の子供が目に入らない様な極端な自己中過保護。」
「ちょっと手を出されただけで、イジメられた乱暴されたと騒ぐ。」
「ちょっとした『事故』に対する反応が大袈裟。」
「男の子が女の子の様に振る舞う事を期待している。」
「オモチャ・服をやたらと買い与える。」
「やたらと稽古事が多い。」等々.....
一人っ子である子供に関しての発言には
「自己中。」
「小さい子と遊べない。」
「友達の家に行っても一人で遊んでいたりする。」
「大人っぽい話し方の割に行動が幼ない。」
等々があった。
正直に告白すると、
実は、私も、この様な話題の際には
「うんうん、そうだ」と、つい、同意してしまう。
(一人っ子のママ、許して~!!!)
こういう話題が出ている時に
「それは、一人っ子かどうかと関係無い個人の問題だよ。」
という正論を出しても、周囲がしらけるだけだし
自分自身が「一人っ子」である親でさえ
一人っ子批判にガンガン参加しているので
結局、異論を出す事無く、大人しく聞き役に徹している。
【ひとりっ子育児と兄弟育児は違って当然】
上で出ていた批判が一人っ子に必ず当てはまるとは
全く思わないし、むしろ、兄弟がいても当てはまる人には当てはまるし
「こんなの余計なお世話じゃん?」的批判も決して少なくないが
確かに「一人っ子」の「傾向」というものはあるだろう。
「無い」と断言する方がおかしい。
家庭の中に子供が一人しかいないのと
二人以上いるのでは、様相が全然異なるのだ。
例えば、我が家の場合、
一人っ子だったら、こんな事は起きていない....。
↓
見たいTV番組をめぐっての血みどろの闘争。
(2台TVがあっても関係無し。あくまで同じTVで見たがる!!)
「くだらない!!!オモチャ・お菓子」をめぐっての血みどろの闘争。
お互いの友人の誕生日会に呼ばれる回数をめぐっての闘争。
お互いの友人を家に呼ぶ事についての闘争。
宿題の量が違う事への不平不満(9歳と4歳で比べるな!!)
等々々々......
今日も、最近流行し始めた「ジャッキーチャンの雑誌」をめぐって
一騒動があった。
タローだけでなく、「字が読めない」ジローまで
この雑誌を買いたいと騒ぐのだ。
おまけ目当てなのはわかっているが
うちには、同じ雑誌を二冊も買うだけの精神的ゆとりは無い!!!
(安い雑誌なので経済的に買えないとは言い切れないが
「もったいないんだよっっっ」)
と、こんな些細な事から
将来の学費の事まで、子供が一人から二人に増えると悩み事も増える。
また、子供から
「ママは、どっちが一番好きなの。大切なの。」と真剣に聞かれ
「どっちも」なんて生易しい答えが通用すると思ったら甘いっ!!!!
子供にとっては一番は「一人だけ」なのだ。
【「ひとりだけ」「一番」になりたい子ども達 】
下の子が小さいうちは、上の子には
「もっちろん、あんたに決まってるでしょ~。」と
堂々と告げていたが
次男の成長とともに、この方法は使えなくなって来た。
で、突っ込まれた時は
「手の平と手の甲と、どっちか選べって言われたらどうすんのっ???」
等と「哲学的に(^^;)」誤魔化したりするのだが、
子供達は、真に受けて「手の平がいい」等と考えていたりするのだ。
とほほほほ。
3人以上いたら、どうなることやら。
(↑溜息。3人以上のママ、尊敬してます!!!!)
ところで、この「母親をめぐっての闘争」は
別に「母親を愛しているから」ではない。
あくまでも「どっちが上か」の闘争で
母親は、たんなるダシに過ぎない。
もっとも、父親は、そのダシとして使われた事も無いが....。
一方、
一人っ子の方が大変な事も、たくさんある。
特に子供が小さいうちは
親が子供の遊び相手をさせられるので
兄弟がいて勝手に遊んでくれる方がずっと楽だ。
(途中で、どんなに血みどろの闘争になっても....)
ま、結局のところ、一長一短ありなのだ、何事も…。
☆☆☆☆☆☆
そんな訳で、
一人っ子のママさん、今度
「一人っ子云々」と言われたら
「兄弟育児の大変さ」を聞いてみて下さい。
きっと「一人っ子でよかったぁ~」と、実感できると思います....。
☆☆☆☆☆☆
【The「ママと結婚したい」…と言われなかった理由】
ところで、よそのお子様の
「大きくなったらママと結婚する!」宣言を読み、ふと思ったのだが
我が家の息子達は、今まで
「大きくなったらママと結婚する!」と言ったためしが無い。
息子と恋人の様な関係だった事がないので当然と言えば当然だが
別に子供と恋人関係でない家でも「ママと結婚宣言」は出ている。
ひょっとして、結婚っていう言葉を知った時には
結婚は家族とはできない、とわかっていたからかも???等と
想像していてもキリがないので、思い切って長男に聞いてみた。
「あのさ~、ママと結婚したい、って思った事ある~?」
すると、彼は、フッと鼻先で笑って答えた。
「あるわけないじゃん。」
「なんで?」と聞きながら
「だって、ママ、家族だもん」という答えを期待していたら
こんな答えが返ってきた。
「ママ、ぼくより、ず~~~~~~っと年とってるんだもん。」
【追記(2014年8月22日)】
ちなみに、この息子達の母親であるワタクシは
小学校1年の時、隣の席のA君と結婚の約束をして
キスまでしていたところ、それを見ていた逆の隣のB君からも
結婚したいと言われ、とりあえずキスをし(爆)
家に帰り、母に
「A君とB君と、どっちにしよう」
と悩みを打ち明けたところ、母から
「残念ねぇ。同い年は結婚できないのよぉ〜」
と、からかわれ、翌日
「ってゆーことで、あんた達とは結婚できないから」
と、別れた…という歴史がございますの…。
ちなみに、父と母は十数年の年の差婚でございました(爆)
はっ、まさか、母、
ほんとに、同い年は結婚できないって信じてたんじゃ…(爆)(爆)
それにしても
小学校1年で終わったのかしら
わたくしのモテ期は…(涙)(涙)(爆)
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— Nae Takara 苗 (@ZettaBlog) 2014年8月22日
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