「めぐみへの遺言」「拉致と決断」
この数日iPhone 6 との蜜月状態でございまして、
ブログ更新の気が全く起こりませんでしたが、本日は
「めぐみへの遺言」と「拉致と決断」を、ご紹介申し上げます。
【 「めぐみへの遺言」横田滋・横田早紀江・聞き手石高健次 】
北朝鮮による拉致被害者調査報告が遅れているというニュースに
横田めぐみさんのご両親、横田早紀江さんと横田滋さんが
登場なさっており、お元気で良かったと安堵するとともに
悲痛な気持ちになりましたわ…。そして
この、拉致の取材を、1994年つまり20年前から始め
世論と政府を動かしたジャーナリスト石高健次さんによる
ご夫妻へのインタビューをまとめた本を
去年、電子書籍で読んだことを思い出しました。
これが、もう、安易な表現で、一言で申し上げますと…
パワフル…
非常に雄弁な本でございますの…。
【 政府・マスコミへの怒りは、拉致以外の問題全てにも通じる】
北朝鮮や拉致に対する怒りよりも
この20年来( 特に、この10年来 )の政府の対応、
政治家への失望感と怒り…
( 鳩山由紀夫などは拉致被害者家族の方を事実上無視 )
拉致被害者家族を見せ物状態にするマスコミ、
さらに、
拉致問題「運動家」たちからの本末転倒な要求など
驚愕の内情が、語られております。
政治家やマスコミへの怒りと焦燥感は
拉致問題だけでなく、原発問題や、秘密保護法問題や…
現在の日本の抱える政治問題全てに通じるもので
強く共感申し上げましたわ…。
【 拉致事実が確定した日朝首脳会談からも12年…】
横田めぐみさんが1977年11月に拉致され37年
2002年9月17日 「小泉純一郎・金正日・日朝首脳会談」より
既に12年もの年月が過ぎ去ってしまいました…。
その間、一部の拉致被害者の方々とご家族が
帰国なさいましたが、
横田めぐみさんや有本恵子さんは死亡と報告されたものの
送られて来ためぐみさんの「遺骨」は鑑定で偽物と判明され、
様々な状況から判断すると、もう、
ご生存なさっているとしか思えません。
【「拉致と決断」蓮池薫 】
また、やはり去年、電子書籍で読んだ
蓮池薫さんの「拉致と決断」からは、
まだ北朝鮮に残されている同様の拉致被害者の方々
ご家族、ご友人の方々の安全を案じ、
言葉を丁寧に選んで、危害が及ばぬように
過去のことでも具体的な描写を避けていると感じました。
それだけの抑えられた表現と厳選された事実からも、
拉致後の長い年月の
「苦悩」「葛藤」という言葉を安易に使うのが憚れるほどの
「実態」が、冷んやりと心を締め付けられるように伝わって参りました。
【 どうか、一日も早く…】
「めぐみへの遺言」によりますと
拉致問題対策本部ができてからは、却って
外務省も関わらされていないとのこと…
唖然…
横田めぐみさんが、有本恵子さんが…
拉致被害者のみなさまが、一刻も早く
ご家族のもとへ戻られますよう、
せめて、ご両親と、お会いになることができますよう
願ってやみません。
ぜひ、ぜひ、ご一読を!
https://itunes.apple.com/jp/book/la-zhito-jue-duan/id918407278?l=en&mt=11&uo=4&at=10lKaG
「めぐみと私の35年」もBookLiveで購入いたしました。後日、記録申し上げます。
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— Nae Takara 苗 (@ZettaBlog) 2014年8月22日
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